2014/8/24に表参道GROUNDでCureMetalNiteというライブに参加してきた。高梨康治が今まで作曲してきた劇伴を演奏するというライブ。誰か?って人はWikipediaの記事を参考に。
セットリストはこちらのレポートを参照。
有名ドコロだとPRIDEのテーマとかナルト疾風伝とかかな。まぁ、今回はタイトルの通りプリキュアなんだけどね。
開演前
表参道駅から降りて目の前にあるアップルストアで涼みながら時間を潰した。アップルストアの真ん中にある階段ってアップルストアだから許されてる感じだよね。一般家庭とか学校とかにあっても勘違い乙ってなりそう。
それはともかく、会場に入ってギネスを飲みながら待ってると開演前のアナウンスが流れた。これは田野アサミの声。秋葉鋼鉄製作所つながりかな?
開演!
PRIDEのテーマとともにメンバーが入場。ドラム、ベース、コーラス*2、ギター、和太鼓、と入って、最後に満を持しての高梨康治の入場。多い。合計7人もステージに上がっていた。曲によっては更にバイオリン・ボーカルも加わって最大9人もがステージに揃うことになる。ここまで揃うとサウンドが非常に厚くなる。
正直、最初は和太鼓必要なの?って思ってた。特にプリキュアサウンドに必要かな?って。間違ってた。和太鼓が加わることでひと味違ったものになる。きらびやかなだけでなく、締りの入ったサウンドになっていた。
プリキュア♪ハートフルビートロック!も盛り上がったけど、やっぱりレッツプレイ!プリキュアモジュレーション等の変身ソングは最高だ。高梨康治の「ランランしたいか!」という掛け声で「ウォーーー!」って雄叫びがあがる。
最高。
そしていくつか暗い、それこそメタルらしいサウンドが流れた後に、「くっどまゆっ!くっどまゆっ!」のコールに煽られて工藤真由の登場。高梨康治で工藤真由といえば永遠のともだち。女児向けアニメのテーマソングにしてはエラい激しい所があるんだよな、この曲。
その後メンバーがはけて、ドラムと和太鼓が残る。始まるのは初めて目にするドラムv.s.和太鼓ソロ。和太鼓超カッコイイ。プロが叩く和太鼓の音はスッと腹の奥に落ちる。重くても澄んだサウンド。これはすごい。そしてドラムと和太鼓の掛け合いが進む中で流れ出す1812 Overture。以前、高梨康治がラジオでメタルに目覚めた曲にRainbowのKill The Kingを挙げていた。Rainbowのライブ、というかドラムのCozy Powellはソロでよく1812をバックサウンドにしていた。今回のドラムソロでこの1812が使われるのも必然だろう。1812では楽譜にCanonってパートがある。要は大砲。実際、正しく演奏するには大砲が必要なんだけど、このライブで大砲を担当するのは和太鼓。
そして、NARUTOのテーマでは和太鼓が最高に合う。
満園庄太郎のベースはやっぱり火を上げていた。10年位前のB’zのライブ映像でも火を吹いてました。やっぱ吹くか。と。満園庄太郎はハートキャッチプリキュアからのファンらしい。娘さんが見てたのを一緒に見てハマったらしい。普段メタルを演奏してる人とは思えないような満面の笑みで嬉しそうに演奏してた。本当に好きなんだな、この人。
そして、プリキュアオールスターズ大活躍!を持ってして閉幕。「アンコールもあるよ」とは高梨康治の談。
アンコール
予定調和と書いてアンコールと読む。アンコールでは、ファンタジスタドール!!と入場サウンドに使われたPRIDEのテーマを演奏した。ファンタジスタドールは工藤真由がボーカルを取った。非常に可愛らしい感じ。そしてコーラスとボーカルの女性陣がステージを降り、男臭いステージに。演奏されるPRIDEのテーマはまさに男。高梨康治のサウンドの幅の広さをこのアンコールだけで魅せつけられたような感じ。非常に満足でした。
まさかのダブルアンコール
客電が付く前にアンコールの声が上がる。結果、ステージに出演者の皆さんが再々度登場し、まさかのダブルアンコール。高梨さんも予想はしてなかったらしく何も準備してない、とのこと。「これが本当のアンコールだ!」と言って1曲目の燦然!プリキュアオールスターズを再度演奏。これが本当に最後ってことで腕を挙げる。キラキラキュアメタルサウンドも、カッコいいメタルサウンドも満喫。
ライブのこと
このライブ、主催者がいないらしい。つまり、高梨康治主催。出演者へ支払うギャラに当日の会場代、リハーサルスタジオの代金全てを高梨康治が持ったらしい。これも、以前ライブをやると言ったことを実現したい、その一心で開催したらしい。漢すぎる。男じゃなくて漢。
タイトルにvol.1とありつつもvol.2は開催されずに終わるのはイヤだ。なので、需要があることを知らしめるためにもサントラを買おう。いや、けしてプリキュアのサントラが欲しいわけじゃないぞ。次回のライブを開催してもらうためなんだぞ。